ステンレスキッチンを探しているお客様のなかには、結局「どうやって決め」ていいか分かりかねている方も少なくありません。
おしゃれなステンレスキッチンは?
プロの私がパッとステンレスのキッチンと言って思い浮かぶメーカーは
- リクシルのステンレスキッチン
- クリナップのステンレスキッチン
- ナスラックのステンレスキッチン
- エイダイのステンレスキッチン
- トーヨーキッチンのステンレスキッチン
- サンワカンパニーのステンレスキッチン
- マツオカ製作所のステンレスキッチン
- (オリジナル)シリーズのステンレスキッチン
少なくともこれだけあります。
ステンレスキッチンの掃除・お手入れ・デメリットは?
加えて、以下のような疑問や質問があります。
- ステンレスキッチンって掃除は?清掃性は?
- 業務用のステンレスキッチンってどうなの?
- ステンレスキッチンのでメリットは?
- ステンレスキッチンって水垢つかないの?
- ステンレスキッチンのお手入れってどうしたらいいの?
なので、どれを選んでいいか分かりかねるのも無理はないと思います。
まず機能についてお答えし、その後にメーカーを紹介してゆきます。
ステンレスキッチンについて、このページでは「価格(市場卸価格)」と「デザイン」、「機能性」を中心に、上記のキッチンを本当にざっくりですが俯瞰してみたいと思います。
でもまずその前に、簡単に先の質問にお答えします。
ステンレスキッチンにまつわる疑問質問
ステンレスキッチンって掃除は?清掃性は?
ステンレスキッチンってオールステンレスやパイプなどのフレームのもの、あとは意外と業務用のものなど、ステンレスで作っているゆえに板っぽいとこなどが存在し、レール箇所や掃除しにくい箇所があるのを知っておきましょう。リクシルやクリナップなどの、ステンレス混合キャビネットなら清掃性とデザイン両方が成立します。
業務用のステンレスキッチンってどうなの?
プロとして一般ユーザーさんには業務用のステンレスキッチンはお薦めしません。なぜなら、家庭でうかうようなデリケートな仕様を求められていないし、掃除もしにくい、油汚れだって、意外と落ちないですよ。僕はお薦めしません。
ステンレスキッチンのでメリットは?
やはり見た目の美しさでしょうか。クリナップとかはワークトップのステンレスに表情もあり、めっちゃお薦めです。扉材までステンレスだとは思いますが、その場合はコーティングがきちんとされているものでないと、つまり業務用みたいなヘアラインとかたわしで擦ってもいいですよ、みたいなのは逆に汚れが目立つので注意したいところです。
ステンレスキッチンって水垢つかないの?
つきますよ。ここで留意したいのは、ワークトップ、シンク、扉材、それぞれステンレスと言っても仕上げ、コーティングの種類が違うということ。ワークトップは比較的水垢を気にしなくてもいいですが、シンクは必ずシリコン系コーティング、セラミック系コーティングのされているものを選びましょう。
ステンレスキッチンのお手入れってどうしたらいいの?
ステンレスのキッチンだからと言って、それ用のメンテナンス、お手入れが必要だとしたら、本末転倒だと思いませんか?金だわしでゴシゴシをそもそも必要ない、コーティングがきちんとされているキッチンを選びましょう。
おしゃれなステンレスキッチンメーカーまとめ
- リクシルのステンレスキッチン
- クリナップのステンレスキッチン
- ナスラックのステンレスキッチン
- エイダイのステンレスキッチン
- トーヨーキッチンのステンレスキッチン
- サンワカンパニーのステンレスキッチン
- マツオカ製作所のステンレスキッチン
- (オリジナル)シリーズのステンレスキッチン
リクシルのステンレスキッチン
リクシルはステンレス専門ではありませんが、リシェルの中グレードのソフトスクラッチ柄と、ステンレスのワークトップが可能です。
ステンレスのキャビネットの底板もステンレスが選べるので、多機能なリクシルらしい引き出しそのままにデザイン性の高いステンレスキッチンが叶います。
こないだうちのyoutubeでも、リクシルのステンレスにしたってお客さんがコメントくださいました。 ”満足度◎”だそうですよ、やっぱり楽パッと収納をはじめ、リクシルはいいですよね
ステンレス仕上げの場合、価格は壁付タイプ背面収納含まずでリクシルキッチンのブランド「リシェル」が定価で食洗機付きで140万円前後から設計が可能となっています。
*2024.4月追加:リシェルキッチンのモデルチェンジに伴って、金属調塗装の新柄「ラスターメタルシリーズ」が追加になりました!!↓
クリナップのステンレスキッチン
ステンレスキッチンといえば”クリナップ”と言われるように、キャビネットが標準でステンレスなので防虫、防菌、防汚に優れ、また豊富な扉がらも他社の追づいを許さないステンレスキッチンの雄です。
まさに日本のステンレスキッチン業界の雄とでも言いましょうか、天板のバリエーションも豊富という以上に、「選びたくなる」ラインナップ。大手システムキッチンならではの高機能な収納が魅力です。
価格は壁付タイプ背面収納含まずで上位グレードのセントロが定価で食洗機付きで130万円前後、シンプルなプランでは80万円前後から設計が可能となっています。
ナスラックのステンレスキッチン
上記のキッチンで定価650万前後。なのでおそらく卸価格は450万円前後かと。食洗機なし、ミーレのコーヒーマシンとオーブンがついての値段なのでそれを抜くと400万円前後ってところでしょうか。
あんまり「ナスラック使いたいです!」っていう主体的な依頼は受けたことがないのですが、おそらくは本当にこのモデル、この形が好き、ってことでないと選択肢に入らないのかもしれませんね。大手メーカーのリクシルやクリナップには痒いところに手が届いているかという点で一歩およばずって印象なのかもしません。
エイダイのステンレスキッチン
食洗機がついて100万円弱。収納がない潔さが、好きな人にはいいかもしれません。
引き出しをつけたい人にはオプションでこのように付け加えることもできるようです。
トーヨーキッチンのステンレスキッチン
トーヨーキッチンのキッチンはキャビネットはステンレスではないですが、ステンレスの意匠性の高いワークトップと扉柄が特徴ですね。デザインが好き、拘りたいって方にはもってこいのキッチンです。
背面収納、ビルトイン機器抜きで上記INOというシリーズは100万円以下で手に入れられるので、デザインが高級だからとてもかえないわ、ってわけではなさそうです。
あと、リクシルやクリナップのようなレンジフード、水栓、シンク、引き出しの機構など特色は抑えめで、あくまでシンプルな引き出し、そしてデザインに価格を振っている感じの会社です。
サンワカンパニーのステンレスキッチン
「安い」「組み立て必要」「自己責任」、辛口ですが、これ以上私からは話すことは控えます。w なぜ詳しく話さないか知りたい方がもしいらしたらtwitterでDMを是非ください!w
マツオカ製作所のステンレスキッチン
珍しくステンレスキッチンに特化したオーダーキッチンメーカー。
自社でも受けているし、私どものような設計・リフォーム会社経由での依頼が主だそうです。
品質は当然ながら高く、かっこいいステンレスのキッチンの作成が可能です。
背面収納含まず、機器込みで大体300万円前後からの案内になるとイメージいただければいいかと思います。
(オリジナル)304シリーズのステンレスキッチン
キャビネットはステンレス柄ではないものの、ワークトップはステンレスの、シンクとシームレス加工で清掃性も良く、20mmの薄天板、クリアコートで指紋がつきづらい加工が施されている商品がございます。
実はこのキッチンは上記に挙げたメーカーと商社が合同して開発し、私どもでも販売提供施工しているキッチンになります。(カタログのダウンロードはこちら)
徹底的な市場価格の分析によって、極限までコストを抑え、それでいてデザイン性の高いキッチンを実現いたしました。
価格は背面収納除いた金額で130万円前後が定価。他社のステンレスワークトップと比べてもスリムでデザイン性の高いステンレスキッチンかと思います。
価格や詳しい仕様についてはこちら↓
最後に
いづれの会社も場合によって「卸価格」の設定がありますので、価格はあくまで参考と捉えていただければ幸いです。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下のお問合からどうぞ◎