どのように選べばいい?
メーカーキッチンでリフォームをする場合に、
キッチンの天板というのはなんでも自由に選ぶことができないって知っていましたか??
キラキラのカウンターにしたい、深みのある天板にしたい、きちんと耐久性のあるワークトップにしたい…
いろいろな要望があると思います。
ではどのようにカウンターを選ぶのがスマートかといえば、(なかなか難しい質問ですが)
・どのような選択肢があるのか
・カウンターの材質によってどのくらい金額に差が出てくるものなのか
を知っておくことが近道かと思います。
どのような選択肢があるのか
ワークトップにはどのような種類が存在するでしょうか?ことに、なんでもワークトップを紹介するのではなく、ここではきちんと2020年時点で国内メーカーキッチンで取り扱いのあるワークトップについて紹介をします。
人造大理石トップ
まず一般的にみなさんがよく知っている通称「人造大理石」の天板。
これは各社それぞれシンプルなものから多少デザインにこだわったものまでありますが、一般的な認識としては「シンプル」「エントリーモデル」「賃貸によく使われているもの」という認識が強いのかもしれません。
製品特性
基本的には鍋敷きを使用してもらいたいですが、油が入ったような鍋をおいたとしても、変色・変形がしない基本的な強度を持っています。汚れも染み込みにくく、例え傷がついたとしても「ゲキ落ちくん」のようなメラミンスポンジでこすることで元の表面を取り戻せます。
リクシルの場合の人造大理石ワークトップ
シンクも人造大理石の素材にすることで、継ぎ目のないシームレスなワークトップが作れますのでお掃除がしやすくなるのも特徴です。
クリナップの場合の人造大理石ワークトップ
クリナップのアクリストンワークトップは少しケイ素の配合にこだわった作りで高級感があります。リクシルで言うグループ3にあたり、多少費用が必要となります。
トクラスではブラック系の人造大理石がお手頃に
通常このグレードの人造大理石の選択肢はホワイト、アイボリー、グレー、砂地等ですが、トクラスでは「ハイグラーナブラック」というブラック系のワークトップが選択できるのでお勧めです。「サンドグラーナ」などの上品な色合いもあり、トクラスキッチン特有のシンクとシームレスな仕上がりは採用されるお客様が気に入られるポイントの一つでもあります。(細かいことを言うと、トクラスのカウンターは厚みの選択もできます。その話はまたどこかで。。。)
シンクと一体整形も
よく、「御影石のカウンターはどうですか?」って聞かれることが多いのですが、基本的には”メーカー”で御影石を扱っている会社はありません。理由としては「搬入に重すぎる」「天然物なので加工がしづらい」「硬質すぎる」などが挙げられます。御影石に似た硬度と質感(硬さに由来する冷たさ)を持つものにクオーツストーン天板があります。
ステンレストップ(標準タイプ)
ステンレスのいわゆるワークトップです。昔ながらとはいえ好まれるお客様は多く、臭いうつりしにくいのが好まれる理由の一つです。
またシンクをステンレスのものを選んだ場合、つなぎ目なくシームレスにつなぐことができることもあって、選ばれることは少なくありません。後述するクリナップのステンレストップではスタイリッシュなモデルがあるのでおすすめです。
製品特性
臭い移りしない、柔らかいため硬い天板と違い食器を落としても割れにくい。ステンレスシンクとの相性が良い(ステンレスシンクには2段タイプがありとても魅力的)のが特徴です。
リクシルのステンレスワークトップ
クリナップのステンレスワークトップ
クリナップはさすが「ステンレスのプロユース」の会社だけあって、ステンレスワークトップの選択肢が豊富です*1。
ステンレスのシンクとワークトップをすでに好まれていて、ご予算に余裕があるのであればぜひクリナップのキッチンがお勧め♪
セラミックトップ
現在取り扱いがあるのは「リクシルの」と「クリナップ」のみ。
製品特性
何しろ素材自体が”焼き物”なので高温のフライパンを置いても変形変色は起きないし、直接包丁をその上で切っても傷がつかない、汚れ移りしないといいとこ取りの素材。ただし、人造大理石に比べて少しコストが上がってくることに留意したいところです。
クリナップとリクシルのセラミックトップの違い
そのほかのワークトップ
クオーツカウンター
クオーツ(水晶)の結晶を練り込んで固めた天板は御影石のように硬質でいながらきらめきのある非常に上品なデザインが魅力です。国内システムキッチンではパナソニックのLクラスとタカラスタンダードの一部の製品のみで採用することができます。
グラリオカウンター(人造大理石)
こちらの商品はパナソニックのキッチンでしか採用されていない稀有なデザインで、人造大理石の柔らかさを保ちつつ、水晶が入っていたり御影石のような印象を表現した美しい特殊な人造大理石です。
テノールTENOR(人造大理石)
トクラスが打ち出す、人造大理石の天板にもうひとアクセント加えた天板。
特殊な配合の樹脂を塗布し加熱により硬化させることで「タフエンポスコート層」を形成。
トクラスサイトより
この層により独自の質感表現とキッチンカウンターとしの性能を実現しています。
イメージとしてはセラミックトップのようなデザインと機能性で、かつ平板のセラミックではできない水返やシンクとのシームレスな接合を実現しているあたらしいワークトップになります。色はソルティホワイト、アイアンブラック フレークシルバー、バーストブラウンの4色です。
カウンターの材質によってどのくらい金額に差が出てくるものなのか
今回は長くなりましたので、商品の紹介までとさせていただきました。
ワークトップの違いでどのくらい金額に開きが出てくるのか、またまとめてみたいと思います。
閲覧ありがとうございました!