[キッチンの選び方のポイント]-30代から50代まで-世代に合わせたキッチン選びのポイント

全て

2020.11.172021.05.07

世代に合わせたキッチン選びのポイント

こんにちは。

皆様はキッチン選び、そしてキッチンリフォームを想定されて様々な情報を収集されているとは思いますが、知っておいた方が良い大きなポイントをご存知ですか？？

それは今後のライフステージに合わせた”キッチンの理解“、そして”キッチンプランニング“が重要ということです。

例えばいくらデザインが良くても使い勝手が良くなかったり、いきなり高い機能を有したキッチンを購入しても結局使わなかったり、逆にもう少しレイアウトに気を配っておいた方がよかった、など、

その辺り、今日はお伝えできればと思います。

家のローン、子供の養育費、働き盛りの夫…。30代は一番忙しくお金も限られています。最新キッチンをしっかり並列比較し、おしゃれでありながら機能的でコスパの良いキッチンの選定がポイントになってきます。

キッチンにいきなりお金をかけても、今後目まぐるしく変わってゆく子供や自分の生活、そして20年後少しキッチンが手狭になったときには、今とは大きく違った欲求が生まれていることが多いです。

したがって、30代にとってのキッチン選びの順番は

1)コスパ → 2) <機能性+デザイン>の検討 → 3)コストに合わせた具体化

といった流れがおすすめです。

少しづつ自分の時間も増え、予想される自分や家庭の変化を見据えながらのプランニングが重要に。古くなったキッチンのリフォームとはいえ、リビング全体を通した満足度の高いリフォームがポイントです。

30代と比べ金銭的な余裕が出てくる世帯と、お子さんの受験や30代の頃に増して金銭的な負担、制約の増える世帯で大きく分かれてくるのもこの世代。

40代にとってのキッチン選びの順番は、コストを前提とした上で、中長期的な視野が大切です。

特に、40代を過ぎ、50代となったときにに（今余裕のある家庭もお子さんが受験世代の家庭も）次第と”必要なものが減ってきます“ので今のライフスタイルに合わせて過剰に収納を設定すると後々余る可能性もあります。

ライフステージの変化に柔軟に対応できるようなキッチンがおすすめと考えます。

素敵なデザインは勿論のこと、安定してしっかりと使いやすい設備やキッチンのレイアウト、そして今後の人生を華やかにしてくれるようなキッチンをご一緒に形作ります。

50代で改めてキッチンリフォームを考える場合には、

・（親世帯など）世帯を跨いで使用するかどうか？
・断捨離のスタート
・次第におとづれ始めている体の変化に合わせた設備の理解と採用

が重要になってくると考えます。一方で資産に余裕もあり見た目にも”自身の満足のゆく”キッチンを望む方が多いのもこの世代の特徴かと思います。したがってこの世代では

“デザイン” と “(カラダに)負荷の少ない”を両立するようなキッチンがおすすめと言えるでしょう。

余計なものは要らない。でもシンプルということとｲｺｰﾙではなく、キッチンで言えば日々の中で触れるその素材や目に入る景色。自分を豊かにゆったりと時-トキ-を添えてくれるようなキッチンが重要と考えます。

60代のキッチンリフォームは、意外と知られていませんがシンプルな提案が好まれる傾向にあります。ショールームのスタッフは自社の製品を余計な機能を説明し付加したがりますが、おそらく私が直接お客様にご提案して採用されてきた感じを見ると、60代の要望は大きく二つの方向性に分かれます。

1)子世帯への引継ぎも想定した、共有の”最も快適なキッチン“の希望
2)自世帯がシンプルに暮らしてゆくための、シンプルなキッチン

いづれにしても、”素材感“をとても重要視されている傾向があるかと感じます。

私としても、必要な機能や設備を限りなく絞ったうえで、その分のコストを使用してゆくうえでの満足感、パッとお部屋に入った際に幸せになるようなキッチンの提案を心がけています。